皮膚に分布しているかゆみ神経は体表近くまでのびています。皮膚炎が起きると、皮膚から神経を成長させる物質がたくさん分泌され、神経線維が伸びてかゆみを強く感じるようになるそうです。有名なヒスタミンの他にもいろいろな物質がかゆみを引き起こします。皮膚炎が起きると、皮膚に存在する肥満細胞からヒスタミンなどのかゆみ物質がたくさん分泌されます。かゆみ神経にはヒスタミンと結合する受容体という場所があって、ヒスタミンがその受容体に結合するとかゆいと感じるようです。
アトピー皮膚炎の患者は、皮膚の保湿能や皮脂分泌が低下して、肌が乾燥する傾向があります。乾燥は肌の防御機能を低下させ、アトピー性皮膚炎を持っていない人でもかゆみを生じさせる原因になります。かゆみが増すような状況を挙げてみまましょう。
・強い皮膚炎があったり皮膚に最近が感染していたりするとき
・体調が悪いとき
・服を着替えるときの刺激がかゆみを引き起こす
・入浴時や就寝時に体が温まったとき
・暑いとき、運動して汗をかいたとき
・強い紫外線を浴びたとき
・刺激物の摂取、辛いものを食べたり、コーヒーやアルコール類などを飲んだりしたとき
・学校や会社などでストレスを感じたとき
・集中が緩んで、ホッと気を抜いたとき
・急に治療をやめたとき
このようなときは掻き過ぎに注意しましょう。掻いてしまうと症状が悪化してしまい、肌へのダメージも大きくなります。上手に対処して、かゆみをコントロールすることが大切です。